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TALK ── 002

うつ病治療の“まあまあ”をどう越えるか
── Unmet Needs と測定に基づく診療(MBC)

2026.07 | 医療者向け講演会 | ミツノワ・髙山英也(精神科医)

この講演の要点

「まあまあです」の中に、まだ語られていないUnmet Needsがある。気分が軽くなっても生活や仕事に戻れるとは限らない。残遺症状と生活機能の停滞を可視化する共通言語として、MBC(測定に基づく診療)を「対話の入口」に使う視点を話しました。

本スライドは実際の講演内容から演者自身の知見のみを抜粋・再構成した「講演抜粋版」です。共催企業に関する情報・製品固有の内容(薬剤の実臨床パート・症例提示)は削除しています(抜粋方針とCOIは資料2枚目に明記)。内容は講演時点のものです。
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“まあまあ”の中の Unmet Needs

「眠れるようになった。ご飯も食べられている。でも気怠さが続いている」──表面的には改善していても、倦怠感・日中活動の低下・集中力・作業能力・社会参加・将来への不安が残っていることがあります。診察室では患者も医師も「良くなった部分」に目が向きやすい。だからこそ、状態を具体的に共有するための共通言語が要ります。

ミツノワ式・MBCは「点数管理」ではなく「対話の入口」

① 測定する 症状だけでなく 生活機能・治療負担も ② 現在地を共有する 回復のどこにいるかを 患者と医療者で見る ③ 一緒に決める 対話を具体化し 治療方針をSDMで
図1|MBCを対話の入口として使う3ステップ

この講演の中心メッセージ

MBCは患者を点数で管理する道具ではありません。「調子どうですか?」を「先週の睡眠悪化は何が引き金でしたか?」に変える──診察室の対話の解像度を上げ、治療の選択に納得感を持たせるための道具です。

これからの取り組みとして

講演でも「私にとってはこれからの取り組みで、少しずつ始めているところ」と話しました。完成した方法論の紹介ではなく、部分反応や生活機能の停滞を見える化し、回復の現在地を患者と共有する仕組みにしたいという途中経過の共有です。うつ病診療の枠組みは日本うつ病学会の診療ガイドライン等、最新の原典をご確認ください。

この資料は、実際の登壇から生まれています。

MITSUNOWA MEDIA & LAB の記事・資料は、精介AIコミュニティで持ち寄られた「やってみた話」が元になっています。読むだけの参加も歓迎です。

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